資金調達率を狙って稼ぐためのBTCFX(無期限先物)取引所比較

Funding Rate(資金調達率)手数料を狙って稼ぐためのBTCFX(無期限先物)取引所比較仮想通貨

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この記事ではFunding Rate(資金調達率)手数料を狙って稼ぐためのBTCFX(無期限先物)取引所を特徴をいくつか比較しながら紹介します。

Funding Rate(資金調達率)手数料を狙って稼ぐ方法は以下の記事をどうぞ。

出来高順位にはCoinGeckoのデリバティブランキングを参照しています。

仮想通貨担保の取引所7つ

BTCやETHを担保にFXが出来る取引所7つを紹介します。同じ通貨を担保にして両建てすることで通貨を保有したままドル建ての価値を固定して資金調達率が稼げます。

資金調達率(Funding rate)を稼ぐ取引方法の例

  1. 1BTC の現物を購入(レバ1倍ロング)
  2. 1BTCを担保に無期限FXで1BTCをショート(レバ1倍ショート)
  3. レバ1倍ロング+レバ1倍ショートで損も得もしない状態になる。
  4. 時間の経過とともに資金調達率が稼げる

仮想通貨を担保にする事でロスカットリスクをかなり下げられます。

※ほとんどの取引所では仮想通貨に加えてUSDTも担保に出来ます。

主要取引所4つの資金調達率と現物先物の乖離を一覧比較

BTCを含むFTXにある全ての仮想通貨の資金調達率とBINANCE、ONEx、Bybitの次回資金調達率と4つの取引所の現物と期限付き先物の乖離率を比較するWEBアプリを自作しました。

FundingRate Cheker
Record, chart, and compare the Funding Rate of the cryptocurrency PERP market from the past to the next of FTX and Binance

FTX

2021年現在、私がメインで使っている取引所です。使っている理由は以下の4つです。

  • 取り扱い通貨が多い
  • 現物、無期限、先物、その他全て共通のウォレットで管理できる
  • 出金手数料が全て無料
  • 25FTT(取引所トークン)をステーキングでMaker手数料無料

とても使いやすく手数料を抑えられます。担保にできる仮想通貨一覧はこちら

担保通貨対象板Funding Rate期限付き先物
BTC他多数多数1時間ごと有り
Maker手数料Taker手数料出金手数料
0~0.02%0.04~0.07%無料

さらに以下のリンクからの登録で手数料5%割引になります。

2019年9月から11月の合計資金調達率

BTC/USDETH/USD
9月0.7233%1.3315%
10月0.4769%0.943%
11月1.7336%1.1043%

Bybit

シンガポールのFX専門取引所です。「インバース無期限」というのが仮想通貨担保にしてFRを稼げる場所です。バイナンスやFTXと同じ位出来高があります。

FRも高めで最近使ってる人が増えて来ました。

担保通貨対象板Funding Rate期限付き先物
BTC等4通貨BTC/USD等4種1時/9時/17時無し
Maker手数料Taker手数料出金手数料
-0.025%0.075%0.0005BTC

2021年2月28日午後6時まで初回入金で3000円分のBTCが貰えるキャンペーンをやってます。入金額の条件も無いので取り敢えず3000円貰っておくと良いと思います。

※通常の初回取引10ドルボーナスも併用可です。

Binane Future

無期限FX出来高2位の取引所です。バイナンス内の「COIN-M Futures」というのが仮想通貨担保で取引できる場所です。期限付き先物も用意されています。

担保通貨対象板Funding Rate期限付き先物
BTC等15通貨BTC/USD等15種1時/9時/17時有り
Maker手数料Taker手数料出金手数料
0.015%0.04%0.0005BTC

2019年9月から11月の合計資金調達率

BTC/USDTETH/USDT
9月0.61%※
10月0.90%
11月 0.61%0.473114※

※BTCの9月は10日から20日分、ETHの11月は11月27日から22日分

以下のリンクからの登録で取引手数料の10%が永久キャッシュバックされます。

OKEX

担保にできる通貨の種類が多く、USDTも担保にできます。さらに、期限付き先物、現物取引、レンディングも可能なのでOKEXの1つのアカウント内で全て賄う事ができます。

ただし、Maker手数料の還元がありません。もうすぐオプション取引も開始するようです。

担保通貨対象板Funding Rate期限付き先物
BTC等多数各通貨/USD , 各通貨/USDT1時/9時/17時有り
Maker手数料Taker手数料出金手数料
0.02%0.05%0.0005 BTC

直近30日(90回分)の資金調達率の合計

APIでは直近の100件しか取得出来ませんでした。何でも出来る非常に便利な取引所なんですがFundingRateはあまり高く無いようです。

BTC/USDETH/USDXRP/USD
-0.263%-0.718%-0.778%

BITMEX

2020年より日本人向けサービスを停止しています。

Coingecko出来高1位の誰もが知ってるBTCFX取引所です。期限付き先物も取引可能ですので1つのアカウント内で両建てが可能です。可能な限りMaker手数料を貰うようにしましょう。

担保通貨対象板Funding Rate期限付き先物
BTCXBT/USD , ETH/USD5時/13時/21時有り
Maker手数料Taker手数料出金手数料
-0.025%0.075%0.0002BTC~

APIで資金調達率が取得出来たので、2019年のレートを調べて見ました。ETH/USDの方が高い時が多い印象でしたが、圧倒的に高金利でした。

2019年1月~11月の資金調達率の推移と合計

合計レートはXBT/USDが6.36%、ETH/USDが51.53%という驚異的な数字でした。

BITMEXのETHUSDを両建てヘッジ(デルタニュートラル)できる?

BITMEXのETHUSDの資金調達率はかなり魅力的ですが、BTCを担保にETHUSDを取引するので両建てヘッジが非常に複雑で難しいためなかなか上手くできないようです。

BITMEXのETHUSDの特殊性についてはFcukOKsanさんのnoteがヒントとして非常に役立ちますので参考にしてみて両建てヘッジの方法が分かったら是非教えて下さいw

Kraken Future

2020年より日本人向けサービスを停止しています。

cryptofacilitieという取引所をKrakenが買収して出来た取引所です。5種類の担保に対応していて期限付き先物取引も可能です。ここは金利の発生が4時間ごとです。

出金手数料がTX手数料のみなのでETH等のアルトコインはかなり安く出金できます。

担保通貨対象板Funding Rate期限付き先物
BTC , ETH , LTC
XRP , BCH
各通貨/USD
BTC/XRP
1時/5時/9時
13時/17時/21時
有り
Maker手数料Taker手数料出金手数料
-0.02%0.075%TX手数料

2019年9月から11月の合計資金調達率

クラーケンの資金調達率は高めです。どちらかというとETHの方が高いようです。

XBT/USDETH/USD
9月1.054%1.063%
10月0.809%1.009%
11月1.640%2.196%

Deribit

2020年より日本人向けサービスを停止しています。

オプション取引で有名なオランダの取引所です。BTCとETHの無期限と期限付き先物が利用可能です。資金調達率は過去8時間で計算されて数秒ごとに発生するようです。

担保通貨対象板Funding Rate期限付き先物
BTC , ETHBTC/USD , ETH/USD 数秒ごと有り
Maker手数料Taker手数料出金手数料
BTC無期限:-0.025%
BTC期限付:-0.02%
ETH共に:0.00%
BTC無期限:0.075%
BTC期限付:0.05%
ETH共に:0.05%
TX手数料

BlockFiとの併用もあり

BTCやETHをレンディングできるBlockFiとの併用もありです。(ドル建てで計算)

方法としては2BTC購入してBITMEXとBlockFiに1BTCずつ入金。BITMEXでレバ2倍でショートします。これでデルタニュートラルの状態(2BTCをロング+2BTCをショート)になります。

2BTCを元手に3BTCに対して金利を貰う事ができます。(ロスカットに注意)

例:1BTC=6000ドル、12000ドルを運用し、1か月の金利が0.5%(年利6%)の場合

BITMEXBlockFi
入金1BTC1BTC
運用2BTC1BTC
金利/月0.5%0.5%
利益0.01BTC0.005BTC
利益 (usd)60usd30usd

12000ドル運用で合計90ドルの利益なので年利換算9%となります。実際にはBITMEXの金利の変動とBTC価格の変動によるポジション価額の変動により、日々の資金調達率で貰えるBTCが変化します。

例:ポジション価額の変動。資金調達率が0.01%の場合

ポジション価額=契約数×1USD×1/BTC価格
⇒BITMEX:ポジション価額と資金調達率

●BTC=6000ドル
ポジション価額=12000*1/6000=2BTC
資金調達率=2*0.01%=0.0002BTC

●BTC=7000ドル
ポジション価額=12000*1/7000=1.714BTC
資金調達率=1.714*0.01%=0.0001714BTC

まとめ:複数を同時に使う or その時のベストを使うのがおすすめ

7つの取引所を挙げましたが、日本人が通常利用できるのは4つです。どれが一番稼げるかは変動するので一つの取引所でOK!というのは難しそうです。

どれも中央集権取引所なのでリスク分散して複数使うか、資金調達率を比較して一番良さそうな所を使うのがおすすめです。

個人的にはFTX

私は大口ではないので個人的には出金手数料が無料で臨機応変に対応できるFTXを一番使ってます。出金手数料がそこまで気にならない大口の方はBinanceBybitのどちらか、または両方がおすすめです。

また、BINANCEのステーキングとFTXのアルトコインショートでステーキング報酬と資金調達率を稼ぐという方法もあります。

まだまだ研究の余地がありそうです。

コメント

  1. 匿名 より:

    kraken取引所は日本在住だと入金も取引もできないのですが、どうやってされてますか?

    • バカルダーバカルダー より:

      「Kraken本体」は登録出来ませんが、「Kraken Future」は現在登録可能です。よろしくお願いします!