BlockFiに登録しレンディングする方法、リスク、手数料、貸出資金の流れを考察

BlockFiに登録しレンディングする方法、リスク、手数料、貸出資金の流れを考察レンディング

どうもバカルダーです。今回は私が2019年9月から利用しているBTC、ETH、LTC、USDC、GUSDを年利3.6~8.6%でレンディングできる「BlockFi( ブロックファイ )」の登録・利用方法や手数料・リスクついて紹介します。

最後に10ドル得する情報もあるので是非チェックしてください!

BlockFiについて

BlockFiは2019年3月から一般投資家も参加できるようになったビットコイン及びイーサリアムの借入・貸出プラットフォームです。日本のアカウントでも利用可能です。

レンディングの年利はBTCが5.1%、ETHが3.6%、USDCが8.6%です。資金ロックはありません。

一般向けに独自通貨のICOは行っておらず、アカウント作成とKYCを完了させれば誰でも利用する事が出来ます。

BlockFi 公式リンク

金利の出所

Blockfiは現在、借り手に年利4.5%~11.25%(LTVにより変化)+融資開始手数料2%で貸出し、貸し手に3.8%~8.6%の金利を支払っています。

好条件なレンディング

国内でも 「中央集権型のレンディングサービス」としてコインチェック(1年ロック最大5%)やビットバンク(1年ロック3%)のレンディングがありますが、それらと比較しても有利な条件となっています。

他のプラットフォームとの比較は以下の「レンディング21個まとめ記事」へどうぞ。

国内外仮想通貨レンディング金利比較一覧/DeFi,CeFiマップまとめ
国内/海外の仮想通貨レンディングの金利と対応通貨比較一覧。DefiとCefiを21個まとめて比較したマップを作成しました。分散型・集権型のそれぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。

リクルート、コインベース等から出資を受けている

Blockfiは約64億円の資金をアメリカの大手取引所コインベースや、投資信託の販売・運用会社フィデリティ、日本のリクルート等の大手企業から調達しています。

BlockFiの資金調達元

カストディはGemini(ジェミナイ)と提携し安全性を高めている

Geminiコールドウォレットのセキュリティ紹介
Geminiコールドウォレットのセキュリティ紹介

BlockFiに預けられた資産はGeminiによって保管されます。 GeminiはGUSDの発行体であり、ウィンクルボス兄弟が運営、取引所やカストディサービスも提供しています。

ニューヨーク州金融サービス局(NYSDFS)に登録されており、デロイト社(四大監査事務所のひとつ)のセキュリティテスト( SOC 2 Type 1 および Type2 報告書を取得)を通過しています。

ウォレットへの保険

顧客資産の大部分はコールドウォレットに保管され、ホットウォレットはアマゾンウェブサービス「AWS」でホストされています。サポートによると保管割合は95%と5%です。

BlockFiの仮想通貨保管割合
BlockFiにメールを送った時の自動返信FAQに保管割合が記載

Geminiのホットウォレットへの保険が既に用意されておりコールドウォレットに対する2億ドルの保険も発表されました。↓

Gemini Launches Captive Insurance Company - Now Has the Most Custody Insurance Coverage in the Crypto Market | Gemini
Gemini Custody™ has 0 million in custody insurance coverage — the largest limit of insurance coverage purchased by any crypto custodian.

BlockFiのレンディング金利や出金手数料

BlockFiのレンディング金利は 2020年2月以降は以下のようになっています。貸出金利はAPY(複利を考慮した年利)表示です。例えばAPY6.2%なら月利は0.5%になります。

利率など
~5BTC5.1%
5BTC~3.2%
~500ETH3.6%
500ETH~2%
LTC3.8%
GUSD,USDC8.6%
最低貸出量無し
資金ロック期間無し
借入4.5~11.25%
融資開始手数料2%

出金手数料については各通貨毎月1回まで無料です。

通貨出金手数料
BTC 0.0025BTC
ETH 0.0015ETH
LTC0.0025LTC
USDC、GUSD0.25USD

※最低出金額は0.051BTC、0.032 ETH、0.51USDCです。

オーバーした預金の金利

5BTC 以上の貸し出し分は年利3.2%、500ETH以上は2%になります。例えば7BTCをレンディングした場合、5BTCは年利5.1%、2BTCは年利3.2%で計算されます。

利率や最大貸出量は変化していますので、こちらの”BlockFi Interest Rate”のページで最新の状態をチェックしてください。

BlockFiでレンディングする方法

BlockFiのレンディングは簡単です。以下の3つの手順で完了します。

  1. アカウントを開設
  2. KYCを済ませる
  3. アカウントに入金

アカウントを開設

まず、BlockFiのサイトへアクセスして「GET STARTED」をクリックして、名前、メールアドレスとパスワード、個人の方は「Individual Account」を選択して、利用規約をチェックしてアカウントを作成します。

Blockfiの登録方法

登録アドレスに認証メールが届くので認証もしてください。

KYCを済ませる

アカウントの開設が完了したら、BTCの「DEPOSIT」をクリックするとKYCを要求されますので以下の画像を参考に英文で入力してください。

BlockFiのKYC方法
電話番号は日本なら+81から始まるやつです。アカウントのタイプは個人の方なら「INDIVIDUAL」で大丈夫です。

続いて、本人確認書類をアップロードします。運転免許証かパスポートが良いでしょう(日本語の書類でも大丈夫なようです)。

2段階認証を設定

右上のメニューの「Setting」から「Account & Security」で2段階認証を設定できます。セキュリティのために必ず設定しておきましょう。

アカウントに入金

KYCが完了したら、メニューの「DEPOSIT」をクリックして入金したい通貨を選択すると、入金用のアドレスが表示されますので、そこに入金して完了です。

BlockFi入金アドレス
BTC入金画面。

入金画面の赤枠部分の警告は「このアドレスにBTC以外は送らないでください」という意味です。

入金したけどダッシュボードに反映されない時は?

セキュリティ上の理由でウェブサイト(アカウント画面)とデータ処理機能(バックエンド)が切り離されており、入金反映が遅れる場合があります。24時間経過しても反映されない場合は「support@blockfi.com」にメールを送りましょう。

私の経験だとETH入金時に稀に起こりますが、24時間以内には反映されています。

利息はいつ貰える?

BlockFiは日毎に利息が計算されますが、配当は毎月初旬の1回のみです。具体的には「最初の営業日」ですので、今のところ毎月1~3日が多いです。

好きな通貨で利息を受け取れる

2019年9月のアップデートで利息をBTC/ETH/LTC/GUSD/USDCの中から好きな通貨で受け取れるようになりました。

受け取り利息の設定は、Settingメニューの「Interest」をクリックして「All interest paid in the currency of your choice (Flex)」の部分から好きな通貨を選択して変更できます。

SAVE CAHNGESを押すのを忘れないようにしましょう。デフォルトに戻したいときは「Interest paid in the same currency deposited (Default)」にチェックを付けて保存します。

月末の48時間前までに変更すれば、翌月最初の支払いから反映されます。

レンディングしてみた

実際にBlockFiでレンディングしてみました。

2019年8月末に初めて入金

BlockFiに入金すると最初に「Deposit中です」というメールが届き、入金完了すると以下のようなメールが届きます。

BlockFiに初めて入金

毎月の利息獲得レポート

また、毎月初旬の利息獲得日には「BlockFi Statement | You just earned ~」という件名のメールで以下の画像のような先月分の獲得利息の状況を教えてくれます。

BlockFiの配当レポート

2020年2月までの獲得利息

2019年9月から初めて現在までで約100ドル分の利息を獲得しました。BTCとETHが1:1ぐらいの割合です。

Blockfiの2020年2月までの獲得利息

BlockFiからの出金方法と注意点

出金に関しては、拘束期間が無く、いつでも引き出し申請は可能です。以前は手動の2段階認証で複雑な手順が必要でしたが、今はメール認証コード使ったシンプルな仕組みになっています。

BlockFiから出金する

資産を引き出すには、メニューの「Withdraw」から出金したい通貨を選択し、数量と出金先アドレスを入力して「WITHDRAW」ボタンをクリックして先に進みます。

出金申請後、どの位でいつ出金完了する?

出金申請したら基本的に翌営業日に出金されます。土日は出金処理は行われません。さらに具体的な時間帯は以下の通りです。

  • 夏時間:日本時間午前2~9時(EDT午後1時~8時)
  • 冬時間:日本時間午前3~10時(EST午後1時~8時)

また、具体的な金額は不明ですが、大きな金額の場合、より詳細な本人確認が手動でされます。 TwitterのRAPTORさんの口コミによると5BTC出金時に追加の本人確認のために写真が必要だったと教えてくれました。

詳細な出金手順とホワイトリスト設定

出金方法や実際に引き出してみた時のデータの詳細、セキュリティ向上のためのホワイトリスト設定および登録については以下の記事で詳しく解説しました。

出金するタイミングについて

出金のタイミングについては、月末に全額引き出してしまうと翌月の1日に残高が利息分だけになってしまい、出金の手間が2回必要になってしまいます。なので引き出すなら利息を貰ったその日がおすすめです。

注意点:毎月2回目以降のBTCの出金手数料がやたら高い

毎月それぞれの通貨の1回目の出金は手数料無料です。

2回目以降の出金手数料は、ETHやステーブルコインが0.3ドル前後なのに比べて、BTCは0.0025BTC(BTC100万円なら2500円)とかなり高いので、BTCをレンディングしたい場合はあまりこまめに出金はしないほうが良いでしょう。

アカウント内で手数料無料トレードが可能に

2019年12月のアップデートでアカウント内でBTC、ETH、LTC、GUSD、USDCのトレードが可能になりました。取引手数料は無料ですが、交換レート(スプレッド)に含まれています。

トレード方法は、メニューにある「TRADE」をクリックすると以下のような画面が開きますので必要な情報を入力して「Review Trade」をクリックして先に進むとトレードが完了します。

BlockFiでBTCとETHとGUSDをトレード

トレードしてみた。USDCでBTCを買う

実際にUSDCを使ってBTCを購入するトレードをしてみました。トレードが完了するとレートなどの詳細情報がメールで届きます。

BlockFiのトレード完了メール

月途中でトレードした場合の利息計算は?

月の途中でトレードした場合は日割りで計算されて翌月の始めに利息が配分されます。

例えば、12月10日にBTCをETHに交換した場合、BTCの利息は9日分、ETHの利息は22日分で計算されます。

BlockFiで借り入れする方法

借入したい場合はメニューの「Crypt Loans」から行います。借入は最低1万ドルから可能で、最大12ヶ月借入が可能です。

担保はBTC、ETH、LTCが選べます。LTVは50%までなので、借入金額の150%以上の仮想通貨を預ける必要があります。

BlockFiの借入方法

また、担保の出所、借入金額の使い道、どうやってBlockFiを知ったか?の項目を選択して[Continue]をクリックして進み、住所や名前等を入力して融資を申し込みます。

BlockFiの借入目的

借入はUSDまたはGUSDが選べる

借り入れはUSD以外にもステーブルコインのGUSDでも可能なので、銀行口座でなく自分のウォレットアドレスに直接入金してもらう事もできます。

借りる場合の金利

借手の金利はLTVによって変化します。現在の借入金利はこちらのローン金利計算ページの「TOTAL INTEREST」で確認できます。

※オリジネーション手数料(融資開始手数料)は借手のみ必要で借入額から自動で差し引かれます。

BlockFiのリスクと資金の流れを考察

BlockFiは集権型のプラットフォームですので、他のレンディングプラットフォームや取引所と同じようなカウンターパーティリスクがあります。具体的に言うと、GeminiのウォレットへのハッキングやBlockFi自体の破綻リスクです。

BlockFiはまだスタートしたばかりなので、すぐに破綻する可能性は低いと思いますが、ハッキングに関しては予測不能です。銀行預金のような政府の保証が無い事をあらかじめ知っておく必要があります。

借手が返却しない・債務不履行が起こっても資産は安全なのか?

基本的に仮想通貨のレンディングプラットフォームは借手に過剰担保が求められます。

この仕組みにより、借り手の「資金の使い道」や「信用できるか?」を詳しく調査せずに貸出を行い、安全に運営する事ができます。これは分散型のDefiも同様です。

LTV70%でマージンコール、80%で清算開始

BlockFiの場合はLTVが70%になると借り手に通知が届き、追加の担保を入れるか、現在の担保を使いLTV50%に戻すように促されます。

例:BTCの価格が1000ドルの時、1BTCを担保に500ドル借ります(LTV50%)。

その後、1BTCの価格が714ドル(LTV70%)になると「マージンコール」が起こります。借手は追加の担保を入れて担保の合計を1000ドル以上にするか、担保から返済を行い、LTV50%以下に戻すことを求められます。

その通知を無視して、さらにBTCの価格が625ドルに下がった場合(LTV80%)はLTV70%になるように担保が強制的に清算されて元本の返済が行われます。その後もLTVが80%になるたびに清算が行われます。

このように仮想通貨レンディングプラットフォームの多くは過剰担保と自動清算の仕組みで信用調査にかかるコストや回収費用を削減しています。

リスクは「誰に貸しているか?」よりも担保にしている通貨の短期間での暴落

なので、債務不履行による損失の可能性としては、担保にしているBTC、ETH、LTCが短期間で暴落してしまい、自動清算が間に合わない事態が起こった時です。

徐々に相場が下落している時は自動清算により元本が保たれますが、短期間にBTCが50%下落してしまった場合などは清算が連続して起こりblockfiや貸出顧客に損失が出る可能性があります。

貸出・担保にした資産の流れの仮説

BlockFiに貸し出し or 担保にした資産がどのように移動していくのかについて2つ仮説を立てて図にしてみました。

BlockFiの資金の流れ
仮説1:顧客からの預け入れは全て一度コールドウォレットに保管され、必要な分だけホットウォレットに移動するという流れです。
BlockFiの資金の流れ2
仮説2:貸出資産と借り手が払う利息が常にホットウォレットに保管される。仮説1より引き出し申請に柔軟に対応できる?

この2つの図をサポートに送って正しいのか質問してみましたが、詳しくは教えてもらえず、近いうちに発表するという返事が来ましたのでまだ正確には分かりません。

借り手の担保がコールドウォレットに保管されるのは恐らく正解だとは思いますが、貸し手の資金の内、貸し出されて無い資金がどこに保管されるのかは気になる所です。

まとめ、BlockFiの今後

ここまでBlockFiについて紹介してきました。まとめると

  • 最低入金額、資金ロック無し
  • 利息の受け取りは毎月初旬の月一回
  • 設定変更で好きな通貨で利息を受け取れる
  • ただし、毎月2回目以降BTCの出金手数料が高い

といった所です。2020年以降はUSDCやLTC等を追加し、スマホ用のアプリの発表の予定もあるそうです。

新規登録&入金で5~10ドルプレゼント

BlockFiへ以下のリンクから新規登録と入金をしていただいた方に5ドル or 10ドル分のETHをプレゼントしています。

リンク⇒BlockFiでレンディングする

登録が完了したら、入金前問い合わせページよりご連絡下さい。もしかすると10ドルより多くプレゼントできるかもしれません。

BlockFiとBITMEXを併用する使い方もあり

少し複雑な手順ですが、BlockFiとBITMEXでレバレッジを掛けてショートして両建てヘッジする事でドル建て年利10%以上を狙うという方法もあります。

もっと使いやすくなって他のレンディングプラットフォームと気軽に併用できるようになる事を期待しています。

コメント

  1. シン より:

    「USDCでBTCを買う」を実行した時の実質の手数料は悪くなかったでしょうか?
    現在、BTCをバイナンスに送り、USDCを購入していますがブロックファイの実質手数料が同程度ならブロックファイで購入したいなと思っています。

    あと、バイナンスの場合は板を見ながらの取引なのですが、ブロックファイだと販売所のように任意の金額を直ぐに交換できるイメージでしょうか?

    お時間があるときにご返信頂けますと嬉しいです。

    • バカルダーバカルダー より:

      ブロックファイだと販売所のように任意の金額を直ぐに交換できるイメージでしょうか?

      そうですね。BlockFiのトレードは販売所形式で手数料無料ですぐ交換できますが、スプレッドがあります。

      現在の実質手数料ですがBTCの売却、購入共にその時点のBTC価格より50ドル程度不利な価格です。BinanceはBNB無しでも0.1%なので、1BTC=1万ドルの時に1BTCを売却した場合、BlockFi:手数料50ドル、Binance:手数料10ドルとなるのでBinanceの方がお得です。

      その他通貨のスプレッドは後程調べて記事に追加しておきます。コメントありがとうございました!