COINCOMEの3つ特徴と懸念点、要望、従来のポイントサイトとの違いを紹介

コインカム 仮想通貨

どうもバカルダーです。この記事では、「もしかしたら仮想通貨が一般層に一気に広がるかもしれない」ブロックチェーンを使ったポイントサイト”COINCOME”について紹介します。

個人的には期待してますが、提灯記事にならないように中立的に書きたいと思います。

COINCOMEはブロックチェーン技術を使った透明性が高いポイントサイトを目指す

COINCONEは簡単に言えば仮想通貨が貰える分散型キャッシュバックサイト(ポイントサイト)です。

サイトを仲介してネットショッピングやアプリインストール、アンケートの回答などをすることで独自通貨「CIM」が貰えます。 COINCONEはMaker Farm社が運営します。

Maker Farm社はシンガポールの会社ですが、CEOをはじめ多くの役員が日本人です。

COINCOMEの主な特徴
  • TXIDとcookieを併用してトラッキングの透明性を図る
  • マネタイズポイントを増やして従来の5倍のキャッシュバックを目指す
  • 貯めたCIMはデビットカード、電子マネーにもチャージ可能になる
日本のベータ版がリリースされました!

5月9日ついに日本のベータ版サイトがリリースされました。⇒COINECOMEベータ版

仮想通貨の一般化に期待したい

ポイントサイトという中高生や主婦など普段仮想通貨に触れない人たちに親しみやすい媒体で、尚且つブロックチェーンを使い透明性がありスピーディーに成果の承認と支払いができるシステムができれば仮想通貨も一気に一般化するのではないでしょうか。

独自通貨CIMは2019年上半期に上場予定で、4つの取引所に内定しているようですが、まだ詳細は発表されていません。

また、シンガポールではクローズドβ版がスタートしているようでプロモーション動画が公開されています。

coincome β
COINCOME公式リンク

既存のポイントサイトの最大の問題点とCOINCOMEによる改善案

既存のポイントサイト(ハピタス、げん玉、ポイントインカム等)では、ユーザーのcookieを使ってキャッシュバックの発生からポイント通帳への記入、承認を行っています。

これはポイントの代わりにビットコインなどでキャッシュバックを行う「tadacoin」やビットフライヤーの「ビットコインをもらう」も同様です。

基本的なポイントサイトの仕組み
ポイントサイトの仕組み

①ユーザーはポイントサイト内の広告をクリックして提携しているショッピングサイト等で買い物

②ショッピングサイトはユーザーのcookieを確認してポイントサイトに紹介報酬(アフィリエイト報酬)を支払う。

③ポイントサイトはアフィリエイト報酬の一部をユーザーにポイント等の形でキャッシュバック

問題点:広告を利用したのにキャッシュバックが承認されない

ポイントサイトを利用したことがある方は経験済みな方もいるかもしれませんが、ポイントサイトを利用したのにキャッシュバックが反映されないという問題があります。

cookie・Javascript ・ ITP や意図的な不正

この問題は、ブラウザのcookieやJavascriptが無効になっていたり、何らかの不具合で提携先の企業とデータが合わなかったり、ポイントサイトか提携先の企業のどちらかが不正をしている場合や、近年ではAppleのITP(Intelligent Tracking Prevention)の影響で成果の追跡が上手くいかない場合に起こります。

AppleのITPとは、mac OSやsafariにデフォルトで実装されている AIを利用してサードパーティCookieを識別してユーザーが意図しないトラッキングを防ごうとする機能です。

ユーザー側からは検証できない

最も問題なのはユーザー側がどれが原因で成果が発生してないのか知る術がない事だと思います。

私もtadacoinで以下のように非承認が連続したり、何件も成果が通帳に記入されないという事態に遭遇しています。

ポイントサイトの非承認

COINCOMEではTXIDとcookieを併用して成果を追跡

COINCOMEではブロックチェーンの技術を使いトランザクションIDとcookieを併用してこれらの問題を解決しようとしています。

また、このシステムを導入することにより、「成果の発生、承認、ユーザーへの支払いのスピードアップ」「ユーザー、運営、企業の不正防止」も期待できます。

ホワイトペーパーによれば具体的には以下のようなシステムでcookieとTXIDをブロックチェーンに記録して追跡します。

COINCOMEではTXIDとcookieを併用して成果を追跡
coincomeのホワイトペーパー,P20
①の部分の和訳:クロスチェックをサポート

CookieとトランザクションID(TxID)をブロックチェーンに保存してクロスチェックを行うことで、より正確なコンバージョン測定が実現されます。

②の部分の和訳: ファーストパーティのcookieのサポート

AppleがSafari 11.0にインストールしたITP(Intelligent Tracking Prevention)では、サードパーティのCookieを使用してさまざまな広告測定を実行することは不可能です。

当社のシステムにより、ITPを回避し、ファーストパーティのCookieを使用して広告の測定を実行することが可能になります。

ファーストパーティとサードパーティのcookieの違い

ファーストパーティのcookieはユーザーが現在見ているウェブサイトのサーバーとやり取りするcookieの事です。ユーザーが自分の意思でサイトを閲覧しているのでcookieはブロックされません。

一方、サードパーティのcookieは主に広告表示用プログラムのサーバーとやり取りするcookieの事です。ユーザーの意思とは関係ないため近年はブロックするブラウザが増えています。

ファーストパーティとサードパーティのcookie

どのようなUXデザインになるか分かりませんが、トランザクションIDをユーザー、ポイントサイト運営、提携先サイトの誰からも確認できるようなシステムを構築して透明性のある運営に期待します。

COINCOMEは5倍稼げるらしい

公式サイトによれば従来のポイントサイトよりも5倍ぐらいキャッシュバックが多くなるらしいです。ここに関しては始まってみないと何とも言えません。

5倍になる根拠として以下の画像のようにマネタイズポイントが従来のサイトより多い事を挙げています。

COINCOMEは5倍稼げるらしい
公式サイトより

価格が変動するCIMを発行するのでCIMレート差益は理解できます。

しかし、COINCOMEの「カード発行を含む幅広いアフィリエイト収益及びディスプレイ収益」「リサーチ・データ収益」の部分は従来のキャッシュバックサイトも既に行っているのでその部分に関してはあまり差が無いように思います。

もしかしたら、海外の法人なので、日本の法人では扱いにくい「取引所バイナンス」などのライフタイムコミッションのアフィリエイト広告を扱うのかもしれません。

「取引所・送客収益」というのはホワイトペーパー内で説明されていないので不明です。

調達原資に関しては一般向けにはICOを行っていませんし、今後の予定もないようですが、後述するMBKブロックチェーン株式会社からは投資を受けているようです。

しかしながら、何故これで5倍になるのかは具体的な根拠は書かれていません。

現状はユーザーの7割が不満?根拠は?

余談ですが、coincomeの紹介記事に調査結果の出典も示さずに「ユーザーの7割がキャッシュバック額を不満に思ってる」と書いてあるブログがいくつかありました。

「いつ」「誰を対象に」「何人に対して」行った調査なのか?を示さないと何の意味もありませんので鵜呑みにしないようにしましょう。

とはいえ、一般的に海外のポイントサイトのキャッシュバック率は日本より高い

日本のポイントサイトだとYahoo!や楽天で大体1%前後のポイント還元ですが、例えば、海外のキャッシュバックサイトの「Top Cashback」では現在、Amazonが1~10%、アリババが運営する「AliExpress」はデフォルトでも6%、FastTechでは5%、GearBestで3.5%のキャッシュバックが受けられます。

ちなみにTop Cashbackは出金申請後1~2営業日でペイパルに出金してくれるので非常に使いやすいです。

Top Cashbackのポイント還元

COINCOMEはグローバルに展開するようなのでキャッシュバック率もグローバルレベルになるのを期待します。

さらに、以前記事にした「Kyash+楽天Payで5%以上の還元!ポイント多重取り最大化戦略」と併せて10%以上の還元になれば最高ですね。

CIMの多様な使い道。デビットカードや電子マネーにチャージできる?

また、キャッシュバックでもらったCIMは法定通貨や他のトークンに両替する以外にデビットカードやプリペイドカード、PeyPalウォレットにチャージできるようにすることも予定されています。

また、仮想通貨ですので個人間の送金も可能です。

CIMの多様な使い道。デビットカードや電子マネーにチャージできる?
公式サイトより

日本の場合はどこまで達成可能かは分かりませんが、東京オリンピックまでには整備されることを期待します。

運営がCIMを買い戻すから価格が下がりにくい?

COINCOMEの紹介をしているブログ等ではICOが行われたときのために提灯記事を書いているようで、「運営がキャッシュバックをするために市場からCIMを買い戻すから売り圧が無い!むしろ買い圧だ!(^^)!」と書いてますが、本当にそうなるかは分かりません。

さらに、公式サイトに よれば

CIMの獲得量や保有量に応じて、自動的にCIMが増えていきます 。

公式サイト「 自動的に増えていく 」の部分より

というPoSアルゴリズムのような仕組みを持っているので売りと買いのバランスが買いに偏るとは言い切れません。

とはいえICOはもう恐らく行われないでしょうから、取引所に上場したとしても飛びつかずにサイトがオープンしてからキャッシュバックを利用してCIMを集めれば問題無いと思います。

COINCOMEの提携企業

現在、以下のような企業と提携済みであることが公式サイトで発表されています。

coincome提携企業
公式サイトより

大手企業が並んでいてすごいとは思いますが、ポイントサイトなのでアマゾンや楽天などの有名企業と提携していないとポイントサイトとしては成り立たちません。あとはYahoo!の名前も欲しいですね。

恐らく直接提携しているというよりはASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)を仲介して提携しているのが多いのだと思います。

その他提携企業

現在では以下の3つの企業との提携が確認されています。

株式会社スリーアイズ

AI搭載式アドネットワーク「CANDY」を運営する株式会社スリーアイズと提携が発表されています。

MBK ブロックチェーン株式会社

また、東証2部上場の「マーチャントバンカーズ株式会社」の子会社である「MBK ブロックチェーン株式会社」が資本参加し、業務提携を発表しています。

SIRIN LABS

ブロックチェーンスマートフォンのFINNEY™を開発している「SIRIN LABS」と提携し、仮想通貨「CIM」の保管と交換をできるようになる予定です。

さらに、仮想通貨VeChainと共に「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」に参加していると書いてある媒体もありましたが、ドコモの報道発表資料には両社とも名前が無く不確かな情報であると思われます。

東南アジアでのASP

また、COINCOMEはシンガポールの会社であり、日本だけでなくグローバルに展開していく予定です。東南アジアでのASPはInvolve Asiaと提携しているようですが、公式のソースは見つけられませんでした。

まあ、ASPに関しては、例えば私でもA8netやバリューコマースと提携できるのでそこまですごい事では無いと思います。

COINCOMEの運営陣について

今回記事にしたのは、COINCOMEの運営陣を見てSCAM臭があまりしなかったからです。ちなみに後述しますが、似たようなサービスでSCAM臭が強めのサービスもあります。

トップのメンバーをみる限りポイントサイトの運営と開発実績とブロックチェーンの開発実績を持った方たちが揃っている印象です。

競合になりそうな「Social Good」というポイントサイトも存在

競合になりそうなブロックチェーンを使ったポイントサイトシステムに「Social Good」というプロジェクトも存在します。こちらも日本人がCEOです。

Social Goodの特徴をまとめると

  • ネットショッピングだけでなく対面販売でもキャッシュバック
  • ブロックチェーンで成果の追跡を行う予定
  • キャッシュバックは仮想通貨「SG」で行われる
  • AIによってキャッシュバックの一部を社会貢献団体に寄付
  • キャッシュバック時のレートで「SG」を買い取り保証することで価格低下を防ぐ
  • ビジネスモデル特許を申請中らしい

「対面販売でもキャッシュバック」や「買い取り保証」という部分でCOINCOMEより素晴らしい仕組みな気がしますが、ちょっと話が上手すぎるような気がします。

CEOの前歴から漂うSCAM臭・・・

またCEOの高岡 壮一郎氏の前歴に不安があります。どうやらyucasee(ゆかし)という富裕層向けのSNSを運営しているようなのですが、過去に行政処分を受けた履歴があります。

また、スパムメールによる集客も行っていたようです。詳しくは「ゆかし 行政処分」「ゆかし スパム」「アブラハム 行政処分」で検索してみて下さい。

まとめ:COINCOMEの懸念点と要望

最後に、COINECOMEにいての懸念点と要望をまとめとして書いていきます。

懸念点

  • CIMのアルゴリズムや開発進捗に関するgithub等は無いの?
  • キャッシュバック5倍の根拠は?
  • ロードマップによると2019年4月に日本でも正式オープンだがあまり気配が無い・・・

ホワイトペーパーにCIMのPOSアルゴリズムについて触れていなかったり、github等へのリンクが無いのが気になりました。

キャッシュバックが従来の5倍になる根拠も具体的に書かれていません。また、現在2019年4月ですが、オープン予定や延期のアナウンスもありません。

仮にこのホワイトペーパーでICOを行っていたら間違いなく不参加を選ぶと思います。

要望

  • 5倍稼げなくてもいいのでトラッキングの透明性は何よりも大事にしてほしい
  • 出金量制限や手数料等は適正にしてほしい

トラッキングの透明性は何よりも大事に

とにかく、せっかくブロックチェーンを使うのですから、ポイント還元が5倍でなくても良いので、トラッキングの透明性だけは疎かにしないで欲しいと思います。

出金量制限や送金手数料は適正に

また、仮想通貨ですので資金を移動する際は出金手数料が掛かると思います。また、需給の影響を考えて出金量の制限等があるかもしれません。

例えば、tadacoinでは出金手数料が全てユーザー負担にも関わらず、50000satoshiの出金制限があります。この影響で、出金手数料だけで20%も手取りが減ったりします。

このようなおかしな仕組みにならないことを期待してます。

新キャラクターのコインカムちゃんはかわいい

コインカム

あと新キャラクター兼 非公式テレグラムで 「失踪したadmin」に代わって新adminを務めるコインカムちゃんは可愛いです。今後に期待しています。

コメント

  1. 吉田伸 より:

    Socialgood財団の高岡壮一郎さん、既に10年前に古いと言われていたようなステマサイトを次々と立ち上げるってのが素晴らしいですね。
    こういうことやってるからいつまで経っても胡散臭いと言われ続けるんだと思いますけど。こんな人が「社会のために」なんて言っても信用されるわけないじゃないですか。

    高岡壮一郎に学ぶ|激動のビジネスシーンを勝ち抜くために
    http://ncriverangler.com/
    あゆみトラストホールディングスとは?|富裕層向け投資助言
    http://terra-turka.com/
    SOCIALGOOD|常識にとらわれない新たな仕組み
    http://imocc.org/
    ヘッジファンドダイレクトについて|国内業界NO.1の投資助言会社
    http://kristisinger.com/
    あゆみトラストホールディングスがフィンテック領域で活躍する理由
    http://eucmos2008.info/

    また、他社のロゴを勝手に使用して苦情を受けた件も記事になってましたが、まともな反論・説明は何もないですよね。他社の信頼を損ねるような行為をする会社がキャッシュバックのネットワークなんか構築できるわけないじゃないですか。
    https://news-vision.jp/article/188439/

    • 詳しい情報ありがとうございます!リンク先を確認しましたが、非常に古いやり方のブラックSEOをやってるんですね・・・やはりSCAM臭がかなり高めだと再認識しました。Socialgoodはテレグラムに2万以上海外の方が登録しているようなので今後も注意して観察したいと思います。

  2. Coin噛む より:

    SocialGoodは、Coincomeの競合ではないようにみえます。

    日本初、SocialGoodが仮想通貨発行体専業として協会に加入承認

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000032048.html?fbclid=IwAR0R2XWFmnD6N7V9-Nhh0LQY-gvMtVWgkTv8dtEA3A2hUaCPC6D4QSsa_xQ

    暗号資産SocialGood(ソーシャルグッド)上場決定、取引高世界第5位の「DigiFinex」、欧州大手「LATOKEN」他、複数の大手取引所で上場へ
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000032048.html

    SocialGood(ソーシャルグッド)、明治大学と共同研究を開始「気分があがる寄付先」をAIが自動選定
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000032048.html

    高岡さんの別会社は、業界全体が行政処分を受けた中では唯一、業務改善を成功させて事業継続しているので、SocialGoodも、SCAMではないと思いますよ!

    仮想通貨交換業者でも、その半数が行政処分を受けてますから、金融の世界では通過儀礼みたいなものです。

    詳しくは書籍に出てます。

    Column4. 挫折と再起動(2013年~)
    https://sogohorei-books-wealthinvest.com/chapter4/column4

    いずれにせよ各社が成長して業界が広がれば良いかと!
    コインカムちゃんかわいいので応援してます!

    • コメントありがとうございます。提示して頂いたリンク先は全て自社発信の情報なのでもう少し客観的な記事を期待していました。

      そうですね!とにかく当ブログ読んで頂きありがとうございます。

  3. とものり より:

    管理人さん、お邪魔してすみません。

    あゆみトラスト(旧社名:アブラハム)のステマ体質って本当に変わらないんですよ。
    「いつかはゆかし」の時から、批判的なブログに工作員が突撃して失笑を買ってましたけど、あれから5年以上経過してもまだ同じことやってるんで、本当に凄いです。
    ステマやるにしても下手過ぎて、下に引用するFactaの記事に書いてある内容を裏付けるような結果になってますね。皆を笑わせるためのエンターテイメントとしてやってるなら別に良いんですけど。SCAMなんておしゃれな言葉じゃなくて、インチキとかイカサマって印象しかありません。

    https://facta.co.jp/article/201304001.html

    高岡社長はネットでの評判を重視しているとされるが、関係者によると、自社サイトのほかに社内で「サテライトサイト」と呼ぶ覆面サイトが相当数あり、日々、ABPの社員が更新作業にあたっているという。
    代表例は「みんなの海外投資」や「みんなの積立」といったサイトで、その内容はABPやハンサードを好意的に取り上げる一方、競合するもぐり業者などを徹底的に批判するもの。要は自作自演のステルスマーケティングだ。

    • こんにちは!まさに書いてるそのままの事をまだやっているんですねw
      当時は投資等に関する情報を集めていませんでしたので大変参考になりました!コメントありがとうございました!