GMOコインのレンディング(貸仮想通貨)をやってみる/リスクと方法解説

GMOコインのレンディング(貸仮想通貨)をやってみる/リスクと方法解説レンディング

どうもバカルダーです。普段はDefiや海外の仮想通貨レンディングをメインにしていますが、GMOのレンディングの金利がなかなか良いので実際にやってみる事にしました。

GMOコインレンディングの要点
  • GMOコインのレンディングは最大年利5%
  • 3か月以上なら他レンディングと比較して金利が高い
  • 受付から開始まで最大1ヵ月掛かる
  • リスクは「分別管理」の対象外

GMOコインの貸仮想通貨(レンディング)概要

GMOコインの貸仮想通貨(レンディング)についての基本情報を解説します。

GMOコイン貸仮想通貨の基本情報とコインチェックとの比較

以下の表はGMOコインレンディングの概要と同じ国内仮想通貨レンディングをやっているコインチェックとの比較です。

GMOコインコインチェック
14日1%
1ヵ月2%2%
3か月4%3%
6ヵ月5%
1年5%
最低貸出額10万円~10万円~
対応通貨7種類11種類
出金手数料無料有料
中途解約手数料利息の10%不可

レンディング対応通貨

GMOコイン
BTC / ETH / XRP / BCH / LTC / XEM / XLM
コインチェック
BTC / ETH /ETC / LSK / FCT / XRP / XEM / LTC / BCH / MONA / XLM

GMOコイン貸仮想通貨の最大・最低貸出額

通貨最低最大
BTC0.1100
ETH5500
BCH5300
LTC101000
XRP5,0001,000,000
XEM30,000 1,000,000
XLM20,0001,000,000

上の比較表のように最低貸出額はほぼ同じですが、資金ロック期間とそれに対する金利に違いがあります。また、GMOコインは日本円、仮想通貨共に出金手数料無料なのは嬉しいですね。

GMOコイン貸仮想通貨(レンディング)のメリットとデメリット

  • メリットは期間3か月以上の金利が高い
  • デメリットは受付から開始まで1ヵ月掛かる

GMOコインの方がコインチェックより貸出金利が高い

レンディング期間3か月の場合、GMOコインは4%、コインチェックは3%です。また、GMOコインは6ヵ月で5%に対してコインチェックは1年で5%です。

よって、3か月以上のレンディングならGMOコインの方がお得です。

GMOコインのETHやXRP等の貸出金利は海外と比較しても高い

GMOコインレンディングのETHやXRP等のアルトコインの金利は3か月以上なら海外のレンディングと比較しても高いです。

例えば、海外仮想通貨レンディングのBlockFiでETHは3.6%ですので「GMOコイン3か月」の方が高いです。ただし、BlockFiはいつでもレンディングをスタートして、いつでも出金できるという強みがあります。

ETHXRP
BlockFi3.6%無し
Crypto.com3%3%
Bitrue6.3%5.3%

XRPに関しては、Crypto.comが3か月ロックで3%ですのでGMOの方が高金利です。Bitrueは6.3%と5.3%と高いですが、GMOコインの方が安心感が段違いに高いです。

その他の「仮想通貨レンディングの特徴や金利比較」は以下の記事をどうぞ。

デメリット:レンディング受付から開始まで1ヵ月掛かる

GMOコインの貸仮想通貨は毎月15日に「翌月15日貸出開始」の受付が始まります、よって資金をそのままGMOコインに保有しておくと、「ただ保有している」状態が1ヵ月続きます。

GMOコイン貸仮想通貨の受付システム
15日6時から受付、翌月15日9~17時から貸出開始

ただし、「貸出受付後」から「翌月の15日」までの期間は残高を拘束されないのでトレード等は行う事ができます。

※初回の2月12日受付開始分は2月17日から貸出開始されます。

要検証:貸出開始までの期間、GMOコインからBlockFiに資金を移せるか?

GMOコインに入金して「貸出受付」してから翌月の「貸出開始日」までの期間はBlockFiに資金を移して「少しでも利息を貰う」という選択が可能かどうかは検証の必要がありそうです。

貸出開始時点でキャンセルとなる場合あり

貸出開始時点で貸出予定額未満の残高しか保有していない場合や、申し込み多数の場合にレンディングが開始されずにキャンセルとなる場合があります。

GMOコインでのレンディング(貸仮想通貨)の始め方

GMOコインのレンディングは毎月15日の朝6時から受付を開始します。15日が土日祝の場合は翌営業日になります。

募集枠が決まっていて、BTC、ETH、XRPのレンディングに人気が集中すると思われます。そのため、あらかじめレンディングしたい通貨をGMOコインに送っておく必要があります。

現在の所、アプリでは貸仮想通貨の申し込み作業はできないようなので、PCかスマホのブラウザからアクセスしてみてください。

GMOレンディングを始める画面
GMOの貸仮想通貨申請画面

手順は、ログイン後のメニューの「貸仮想通貨」から「貸出」を選択して、「通貨」「年率コース」を選択して「確認画面へ」を押して進み、「貸出額」と「貸出期間」、「利用規約」をチェックして受付完了です。

「償還時に同じ条件で再貸出をする」について

「償還時に同じ条件で再貸出をする」にチェックを入れると、貸出期間終了後に「元本のみ」再び「同じ年率コースのレンディング」に回されます。

「再貸出」は貸出期間終了の5日前の朝6時までに「貸出履歴」から取り消しが可能です。チェックを入れたまま取り消し作業をしないと自動で貸し出しに回されるので注意してください。

受付後、貸出開始日の朝6時まではレンディングキャンセル可能

GMOコイン貸仮想通貨のレンディングキャンセル
貸出開始日の朝6時までの間はキャンセル可能

受付後でも貸出開始日の朝6時までの間はキャンセル可能です。レンディングをキャンセルしたい場合は、「貸出履歴」から「取消/解約」の項目からキャンセル可能です。

GMOコインレンディングの期限まとめ
  • 貸出受付期間:毎月15日朝6時から
  • 再貸出キャンセル:貸出終了日の5日前の朝6時まで
  • 貸出キャンセル:貸出開始日の朝6時まで

レンディングの中途解約について

GMOコインレンディングでは手数料を払って解約する事が出来ます。「貸出履歴」の「取消/解約」を押して確認画面を経由して解約完了です。

解約手数料は受け取り予定の利息の10%です。途中解約した場合は手数料を支払うのみで、期限手前でも利息を一切受け取れないので注意してください。

GMOコイン貸仮想通貨(レンディング)のリスク、注意点

GMO貸仮想通貨(レンディング)のリスク

GMOコインのレンディングはコインチェックや海外レンディングと比べても好条件ですが、もちろんリスクがあります。

まず、貸出期間中は仮想通貨を売却できないので通貨が暴落しても損切できません。

GMOコインにレンディングされた資金は分別管理の対象外、破綻した場合は返済の義務無し

また、GMOコインの貸仮想通貨に預けられた資産は分別管理の対象外ですので、GMOが破綻した場合、貸し出した資産が減少したり、返ってこなくなる可能性があります。

ただし、分別管理の対象外なのはコインチェックも同じです。海外レンディングでもBlockFiはハッキングに対する保険はありますが、破綻した場合は同様に資産が返ってこない可能性があります。

分別管理とは

分別管理は、証券会社に法律で義務付けられている「顧客資産」と「自社の資産」を分けて保管する仕組み。分別管理の仕組みにより証券会社が破綻しても顧客資産が守られます。

GMOコインの分別管理
画像:https://coin.z.com/jp/corp/about/security/より

GMOコインの仮想通貨FXで追証のまま放置すると貸出解除になる可能性あり

GMOコインの仮想通貨FXを利用していて「追証」の状態が放置されると、強制的に貸出ししている資産が解除され返済に充てられる可能性があります。FXをしない方には無関係です。

GMOコインのレンディングまとめ

  • 受付は毎月15日朝6時
  • 高金利で運用したいなら3か月以上がお勧め
  • さらに効率を求めるなら翌月15日までは他でレンディング
  • リスクはGMOコインの破綻(分別管理対象外)

以上がGMOコインのレンディング(貸仮想通貨)の基本的な概要です。リスクを理解した上で利用してみて下さい。XRP(リップル)のレンディングは毎月競争が激しいと思いますが、朝6時に早起きして頑張りましょうw

ここから下は、GMOコインと他の取引所での「両建てヘッジ」についての考察です。両建てしない方は読み飛ばしても問題ありません。

GMOコイン貸仮想通貨(レンディング)を両建てヘッジで検討

GMOコインでレンディングすると同時に、同量の仮想通貨をショートして両建てヘッジをして、ビットコインの値動きに関係なく利息を貰うという考え方もあります。

ショートするための取引所として、「建て玉手数料の掛からないTAOTAO」や資金調達率が貰えるBITMEXやBinance Future等があります。また、「乖離の大きな期限付き先物」をショートするのもありです。

両建て時の共通のリスクはロスカット時のGMOコイン側の利確

「GMOレンディングとの両建てヘッジ」をする時に共通して問題になるのが、「ショートがロスカットに掛かった時、GMO側で利確できない」という部分です。(資金がロックされているから) 

万が一、BTCをショートしている取引所でロスカットに掛かりそうになったら、追加で担保を入れてロスカットを防がないと損失が出る可能性があります。TAOTAOなら日本円入金で済みますが、BITMEXの場合、BTCを入金してショートを追加する必要があります。

両建てには資金ロックが無い方が管理しやすい

「レンディング」と「両建てヘッジ」で金利アップを狙うなら、「いつでも利確できるレンディング」を選んだ方が管理しやすいと考えます。

GMOレンディングとの両建てヘッジを大雑把にシミュレーション

以下の前提を元にGMOコイン、TAOTAO、BITMEXで両建てヘッジした場合の利益をシミュレーションしてみます(かなり大雑把ですが)。また、ステーブルコインのレンディングとも比較しています。

  • 200万円を用意
  • 1BTCを6ヵ月間レンディング(年利5%)
  • 1BTC=100万円、1ドル=100円
  • 資金調達率0.03%/日
  • ステーブルコインのレンディング年利8%

※BITMEXは1BTC入金してレバ2倍でショートする必要あり

半年後の利益GMOコインBITMEXTAOTAOステーブル
BTC不変25,000円108,000円0円80,000円
BTC +10%27,500円118,800円0円80,000円
BTC -10%22,500円97,200円0円80,000円

上の表のようにTAOTAOでショートしている分には資金調達率が貰えず、ロスカットリスクのみ存在するので、TAOTAOを使ってヘッジするより最初からステーブルコインのレンディングをした方が管理しやすく利益も大きい可能性が高いです(分散型Defiでも最低年利4%は狙えるので)。

ステーブルコインのレンディングは分散型のDefiやBlockFi、Nexo、Bitfinex等で実行できます。(レンディング金利比較はこちらへ)

補足

BITMEXの資金調達率を0.03%/日(180日で5.4%)としましたが、APIで2019年8月からの6ヵ月の資金調達率の合計を調べたら5.66%だったのでそこまで大きな差はありませんでした。また、正確にはBITMEXの「ポジション価額」によって貰える資金調達率が変化します(参考:BITMEX無期限契約ガイド)。

GMOコインレンディングとの両建てヘッジに関しては以上です。資金ロックがあって柔軟性に欠けるためあまりお勧めだとは言えませんが、実行する場合は十分にシミュレーションをするようにして下さい。

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