ETHLendの使い方と手数料/レンディングをやってみたのでやり方を紹介

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どうもバカルダーです。この記事ではETHlendでレンディング・借入する方法や手数料・利息の計算方法を紹介します。

Aave
Aave is an Open Source Protocol to create Non-Custodial Liquidity Markets to earn interest on supplying and borrowing assets with a variable interest rate. The ...

ETHLendとは・特徴

ETHLendは仮想通貨バブルの時から知っている方も多いと思います。[LEND]でBinanceにも上場しています。

ETHLendはP2P(個人間)マッチング型の分散型レンディングプラットフォームです。ETHのスマートコントラクトを使用したDAppsやDefiに分類されます。一応日本語にも対応しています。

分散型ですので、パスワードやウォレットの秘密鍵の管理はしっかり行って下さい。仮想通貨のレンディングプラットフォームの全体像はこちら↓

LEND購入のインセンティブ

LEND購入のインセンティブとしては貸出・借入の際の手数料の優遇・プレミアムサービスの月額料金が設定されています。

貸したい人・借りたい人が条件を提示しあうマッチングプラットフォーム

ETHLendでは仮想通貨を貸したい人・借りたい人がローン通貨・担保通貨・金額・期限の条件を
プラットフォーム上に 提示してお互いに条件が合えば、スマートコントラクトによって資金が移動します。

運営会社

運営会社はエストニアのフィンテック企業「Aave」という所です。エストニアで仮想通貨交換所ライセンスと仮想通貨ウォレットライセンスを取得しています。

ETHLendの他に、「Aave Pay」という仮想通貨を法定通貨にして直接銀行口座に振り込めるサービスも展開しています。

ETHLendの手数料

ETHLendの手数料は少し複雑なので最初に整理しておきます。

下記の手数料以外に、ETHのGAS(トランザクション手数料)が大体2~3ドル程(実測値)掛かります。(コンスタンティノープルのお陰で今はもっと安いかも)

ETHLENDの手数料

貸し手側の手数料

まず、貸し手(レンディング)側の手数料は、受け取り利息に対して掛かります。

4月18日更新:貸し手の手数料が完全無料になりました。

  • 貸出通貨が[LEND]の場合⇒無料
  • 担保通貨が[LEND]の場合⇒無料
  • その他の場合⇒無料

借り手側の手数料

融資開始手数料

  • 借り入れ通貨がLENDの場合⇒無料
  • 担保通貨がLENDの場合⇒0.25%
  • それ以外の場合⇒0.75%

この手数料は最初の利息支払い時に加算されます。

その他に、担保通貨が下落して、ローンの担保請求があった場合ペナルティとして5%が加算されます。

利息の計算方法(暫定)

次は利息の計算方法についてです。

この計算方法ですが、公式FAQを読んだり、テレグラムで質問して理解したと思っていますが、まだレンディングして30日経っていないので暫定的な情報という事でお願いします。

ETHLendでは月利で条件の提示があります。月利1%以上で契約することも珍しくありません。

ETHLENDの月利確認
MPRが月利です。

しかしながら、月利1%=年利12%という訳ではありません。

未返済の金額に対しての利率で計算される

ETHLendでは30日ごとに借り手が貸し手に利息と元金の一部を返済します。例えば、900DAIを月利1%で90日貸して、借り手が300DAIずつ返済した場合(手数料抜き)

  • 30日後の利息⇒900×0.01=9DAI・残り600DAI
  • 60日後の利息⇒600×0.01=6DAI・残り300DAI
  • 90日後の利息⇒300×0.01=3DAI・完済

という計算になり、利息の合計は18DAIになります。

借り手が30日ごとにいくら元金を返済するかを自由に決められるのか、単純に元金/支払い回数なのかは未検証ですので判明したら追記します。

追記:30日経過して、借り手側が自由に返済額を決定できることが分かりました。

Compoundとの併用が良いかも

このシステムを考えると、30日後に元本の一部が返済されたら、「とりあえず15秒ごとの複利でレンディングできるCompoundに回してコツコツ増やしながら、ETHLendで条件にあう提示が出るまで待つ」という戦略が良いかもしれませんね。

Compoundで仮想通貨レンディングする方法と複利での年利自動計算フォーム
ETHスマートコントラクトの分散型レンディングDappsのCompoundの貸出・借入の方法と複利を考慮した実質年利の自動計算フォームを作りました。nuo networkとの比較も載せています。

ETHLendでレンディング・借入する手順

では実際にレンディングする手順を紹介します。

  • ETHLendにアカウントを登録する
  • アカウントに入金・Metamaskへインポート
  • 提示された条件の中からレンディング
  • レンディングオファーを出して待つ

ETHLendにアカウントを登録する

まず、ETHLendにアクセスします。右上の「Sign up」をクリックしてアドレス・パスワード・電話番号などの必要事項を記入して、「Submit」をクリックします。

ETHLENDの登録

次にウォレットを新規作成するか既存のウォレットを使うかを選びます。

新規作成する場合はパスワードの設定を求められます。安全のためにアカウントのパスワードとは別のものにしましょう。

必要な方は言語を日本語に変更

必要な方は言語を日本語に変更できます。ただし、ヘルプ情報などがまだ未翻訳のようです。

言語変更は右上の人のマークから「MY ACCOUNT」から変更可能です。

ETHLENDの言語変更

アカウントに入金・MetaMaskにインポートする

次にアカウントに入金します。アドレスを確認するために右上の財布のマークをクリックします。ETHを入金する場合はETHの欄の↓のマークをクリックするとアドレスが表示されます。

また、ウォレットを新規作成した場合は、秘密鍵を管理できるので、鍵マークをクリックしてウォレットのパスワードを入力すると秘密鍵が表示されます。それを使ってMetaMaskにインポートすることもできます。

ETHLENDに入金

提示された条件の中からレンディングする

提示された条件の中から選んでレンディングするには上のメニューの「すべてのローンを見る」から借り入れオファー一覧を確認できます。(言語:日本語の場合)

ETHLEndの提示一覧

日本語にしていれば大体わかると思います。自分の条件に合う提示があればレンディングしてみましょう。

「ローン金額」の「ETHUSD」について

「ローン金額」の部分に「ETHUSD」というのがあると思いますが、これは「~ドル分のETH」という意味です。ETHでレンディングしつつ、価格のボラティリティの影響を受けなくするためにあります。

返済される時は、ETHが値上がりしていればETHの量は減りますが、ドル建てでは変わらないという事になります。

注意点

念のため担保にされている通貨が急激に暴落すると危ないので、できるだけ流動性の高い通貨を選びたいところです。

ETHやBNB、ステーブル通貨だと安心感はあります。担保がLENDだと手数料は安くなります。また、余剰担保の量も多いほうが安心です。

また、貸し出し金額が小さいとGAS代でチャラになってしまうのである程度まとまった金額でレンディングするのをおすすめします。

レンディングオファーを出して待つ

次は、「貸出オファーを出して契約が成立するまで待つ」という手順を紹介します。オファーを作成するには、メニューの「ローンのオファーを作成する」をクリックします。

貸出したい通貨と量を選ぶ

まず、貸出し通貨と量を設定します。オファーを作成するときは、ETH、LEND、DAIしか選べないようです。

ETHLENDの通貨

一括で貸すか複数に分けて貸すか選ぶ

次に、一括で貸し出すか、複数に分けて貸し出すか選びます。複数に分ける場合は最低単位を設定します。例えば、1000DAIを200DAIの単位で貸し出したり、500DAIの単位で貸し出したりできます。

ETHLENDの最低金額
日本語にしてると表示が崩れるかも

担保通貨とLTV、利率を設定する

担保にして欲しい通貨とLTV、利率を設定します。担保ごとに別々の設定にすることも可能です。LTVは20~50%(LENDは20~55%)、利率は0.25~5%の範囲に設定します。

LTVについて

LTVは日本語で総資産有利子負債比率と言います。この場合は担保に対する貸出金の割合です。

例えば、LTVが50なら、貸出金額が50に対して担保が100必要という事です。LTVが20なら貸出金額が50に対して担保が250必要という事になります。

LTVを低くすると、貸し手にとっては安全性が高くなりますが、借り手にとっては必要な担保が増えるので借りにくくなります。相場はだいたい45~50ぐらいのようです。

ETHLENDの担保

期間を設定して完了

最後に、最小期間と最大期間を設定します。下の画像のように「30日のみ」に設定することも可能です。

ETHLENDの期間

全部設定できたら「CREATE」をクリックしてトランザクション手数料を支払って完了です。

注意点として、恐らく7日間提示されると消えてしまうので手数料が無駄になってしまうので気をつけてください。

借り入れる場合

借り入れをしたい場合、貸し出しオファーから選ぶ場合は「すべてのオファーをみる」から、借り入れオファーを出したい場合は「ローンの依頼を作成する」から行えます。

借り入れ可能な金額は担保にした金額の約半分です。

借入する場合は担保の価格に注意

借り入れ契約が実行された後、担保にした通貨が下落してLTVが80%、90%を上回ると担保を追加するよう催促するメールが届くようです。

ethlendのltvと清算価格

担保が不足すると清算されて手数料の5%も支払う事になるので、注意して下さい。

いち早くレンディング契約を先取りするには?

現状、借り入れオファーは早い者勝ちの状態で、結構すぐに埋まってしまいます。他の人より早く契約を先取りするための2つの方法が用意されています。

500LENDでアカウントをアップグレードする

アカウントのページから500lend支払ってアップグレードすると普通の会員より6時間早く契約を先取りできます。有効期限は30日です。

4月18日更新:500,000lendを保有している場合は永久プレミアムアカウントに自動アップグレード。また、1,000,000lendを保有している場合、自分が作成したオファーが自動的に最上段に提示されます。

イーサレンドのアップグレード

テレグラムbotを使う

また、ETHLendの借り入れオファーを知らせてくれるbotがあるので登録しておくと便利です。

ethlend loanlord bot
You can contact @ethlend_loanlord_bot right away.

ETHLendのまとめ

ETHLendの使い方を紹介しました。ここは今のところ利率が結構いいので、条件が合えば積極的に使っていこうと思います。

現在、私のレンディング中の契約は以下のような感じです。担保がPPTという通貨で、月利1.61%で90日です。

イーサレンドの契約中レンディング

追記:利息と元金が返却されました。

上記の契約からちょうど30日経過した時点で、全額返却されてしまいました。(契約は90日でしたが、担保にされていたPPTが暴騰したためだと思います。)

  • 元本:464.27ドル分のETH
  • 利息:464.27×0.0161×0.8(20%の手数料)=5.979ドル分のETH

ETHで換算すると以下の画像のような結果になりました。

ethlendのレンディング成果

約3.38ETH貸出をして、約3.46ETHが返却されたので約0.075ETHが利息です。分割払いのテストが出来ませんでしたのでまた機会があれば追記します。

また、いい条件のオファーが無い時は、いつでも開始とキャンセルが出来る「Compound」や「Nuo Network」と組み合わせて使うと無駄が無いと思います。

ETHLendを使ってみる↓

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Aave is an Open Source Protocol to create Non-Custodial Liquidity Markets to earn interest on supplying and borrowing assets with a variable interest rate. The ...

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