どうもバカルダーです。今回はXRPを資金拘束無しで年利3%以上でレンディングできるcelsius networkというアプリを使ってみたので紹介します。
XRPのレンディングは低い利率と最低貸出数量と資金ロック期間が悩みどころ
レンディングと言えば、国内ではコインチェックやGMOコインぐらいしか選択肢がありません。しかし、どこも高額な最低貸出資金が設定されていたり、XRPの利率が低いのが悩みどころ。コインチェックは年利5%でレンディングできますが、365日間資金がロックされます。
今回見つけたのは、「最低貸出数量無し」「資金ロック期間無し」でXRPをレンディングできるウォレットアプリです。
ただし、iosストア、googleplayストア共に日本のアカウントからだとインストールできないのでご利用は自己責任でお願いします。IOSの審査に合格している所は少し安心なポイントかもしれません。
追記:celsiusアプリアップデート
法律上の都合でアップデートにより日本、ニューヨーク、ワシントン、イスラエル地域の人が新規入金できなくなってしまいました。
既に入金している分はいつでも出金できます。
とても残念ですが、次のアップデートを待つ間は後述するBitrueやCrypto.comなどの代替サービスを使っていくしかなさそうです。
2019年6月5日追記:Amon Walletとの提携により新規入金が可能に
仮想通貨デビットカード兼ウォレット兼交換所を運営するAmon walletとの提携により、Amon経由でcelsiusのレンディングが利用できるようになりました(KYCは必要)。
ただし、XRPにはまだ利息は付きません。対応通貨はBTC、LTC、ETH、DASH、BCHです。
Amon walletは分散型では無く中央集権型ウォレットですが、celsiusと同様にカストディアンのBitGoと提携しています。
もちろん、資金ロックなし、即時出金可能、利息は週1回の支払いです。
2020年1月:CelsiusにVPNでもアクセス出来なくなりました
日本から使えなくなった後でもVPNを使ってこっそりアプリを使用していましたがついに使えなくなりました。恐らくIPアドレスではなくKYCの国で判別するようになったのだと思います。
同じように使えなくなってしまった方はサポートに連絡して全額出金させてもらいましょう。パスポートと一緒に自撮りした写真を要求されると思います。写真を送信後1営業日で全額出金してくれました。
celsiusの代替になりそうなサービス
XRPをレンディングできる他のプラットフォームは以下の3つです。金利が高い順です。
Bitrue
シンガポールの取引所レンディング。XRP推しの取引所でXRP建てが27ペアもある事で一時期少し話題になりました。
XRP、BTC、ETH、TRX、ステーブルコイン(4種類)が年利5.3~10%、資金ロック無し、最低貸出3~4ドル、手動での複利が可能。ただし、取引所リスクはあります。
毎日、日本時間の11時と23時から貸出受付開始で上限に達すると次のターンまで待つ必要あり。1日1回のログインで0.01XRP、初回入金で5~10XRP貰えます。
GMOコインの貸仮想通貨
国内の仮想通貨取引所GMOコインのレンディングなのでBitrueより安心感があります。6ヵ月ロックで年利5%貰えます。
毎月15日の朝9時からレンディング受付開始ですが、募集枠がありXRPレンディングは競争が激しいのであらかじめ入金しておき、早起きして頑張りましょう。
Crypto.com
アメリカとシンガポールで仮想通貨VISAデビットカードを提供している企業。MCOとCROという通貨の発行元でMCOはバイナンスに上場しています。
主要通貨に加えてXRPやBNBも年利1~6%でレンディング可能です。セキュリティについてはLedgerの機関向けシステムを利用し、顧客資産100%コールドウォレットを公表しています。
Coinlend
BitfinexとPoloniexのレンディングを自動化してくれるサイトです。coinlendの詳しい使い方やマニアックな設定方法をこちらの記事で紹介しています。
以下の記事でその他の仮想通貨レンディングをまとめて比較しています。
celsius networkとは?
celsius netoworkは2018年にICOが行われたウォレット型p2p分散仮想通貨貸出・借入プラットフォームです。現在はIDEXとSwitcheo Networkに上場しています。
仮想通貨を担保にしてドルを借りることができる一方で、仮想通貨をウォレットに預けているだけで年利3%~7%の利子を貰う事が出来るようです。
対応している通貨は、2019年2月12日現在でBTC、BCH、ETH、LTC、XRP、OMG、0X、BTG、XLM、ZEC、ステーブルコイン(5種類)の15種類です。
Celsiusの各仮想通貨のレンディング利率は?
各通貨ごとにレンディング利率に違いがあり、利率も日々変化しているようです。ちなみに現在の利率は、BTC、XRPが5.1%・ETHが4.55%・LTCが4.5%、OMG、0Xが3%となっています。
各取引所のXRPのレンディング利率と貸出条件比較
他の取引所のXRPの利率・貸出条件と比較してみましょう。
Celsius
年利:5.1% (変動します)/ 最低貸出数量:無し / ロック期間:無し
コインチェック
年利:1%(14日間ロック)/2%(30日間)/3%(90日間)/5%(365日間) /最低貸出数量:10万円分以上/ロック期間:14~365日間
GMOコイン
GMOは不定期に貸仮想通貨が募集されますので、以下の数字は実績値です。
年利:5% /最低貸出数量:100,000XRP~/ ロック期間:150日間
Bitfinex
年利:0.5%(現在値)/最低貸出数量:50ドル以上/ ロック期間:2~30日間
Bitfinexの年利は日々変動していますが、最近は1%以下が多く低い水準です。
Poloniex
年利:0.88%(現在値)/最低貸出数量: 0.01 BTC /ロック期間:2~60日
poloniexの年利も日々変動しています。Bitfinexより少し高いぐらいです。
BitfinexとPoloniexの年利は自動レンディングbotのCOINLENDで確認できます。※celsiusもcoinlendと提携しました。
celsiusは最低貸出数量無し、ロック期間無しが魅力
上記で比較したようにどの取引所も最低数量、ロック期間が定められています。そのため、貸し出し中は他のウォレットや取引時に送金したり、売却したりできませんがcelsiusではそのような規則は無く、好きな時に預け入れて、好きな時に出金することができます。
利息は毎週月曜日
預け入れた通貨に対する利息は毎週月曜日(大体22時半ごろ)に払い出されて自動的な配当再投資が可能になります。
利息の計算期間
利息の計算は毎週木曜日からスタートして次の週の水曜日で締め、月曜日にその分の利息が支払われます。なので金曜日に全額出金しても次の月曜日に先週の木曜から今週の水曜までの利息が入る計算になります。
celsiusは安全なのか?使うリスクは?
高い利率と条件のいいレンディング規則が魅力ですが、他の取引所と同じようにcelsiusに何かトラブルがあった場合、最悪資金が引き出せなくなるというリスクが考えられます。
数年前に流行ったHYIPではこういうトラブルがよく起こりましたね。celsiusとHYIPでは
- 実際にICOを行ってアプリが有り、IOSの審査に合格している
- パスポートなどでのKYCが必要
- HYIPより遥かに低い利率
- アフィリエイトやMLMなどの紹介報酬システムが無い
2月12日追記:アップデートにより、アフィリエイトシステムが実装されました。(紹介者と被紹介者に最大20ドル分のBTCが貰えるようです)
という点で違いがあるのでその点は安心かと思います。さらに、
預けられた資産の一部はBITGOというカストディアンが管理している
celsiusに預けられた資産はBITGOというカストディアン、主要な取引所などに分散して預けられているようです。
BITGOはゴールドマンサックスも出資している仮想通貨資産を安全に管理する機関で、サウスダコタ州の銀行部から公式なカストディアンとしての認可を受けています。
BITGOの公式サイトでもcelsiusがパートナーであることが確認できます。
ただ、他の主要な取引所とは具体的にどこなのかはわかりません。
公式テレグラムと日本テレグラムがある
海外の公式テレグラムと日本専用のテレグラムがあります。私も両方参加しています。不安な事がある場合は日本のテレグラムで質問すると返答があると思います。もちろん私にコメントやツイッターで質問して頂いても大丈夫です。(celホルダーじゃないので分かる範囲ですが)
CelsiusをインストールしてXRPを預けて利息を貰う方法
では実際にcelsiusアプリをインストールしてXRPを預けるまでの手順を紹介します。今回はandroidでGooglePLAYを使用しています。
アイフォンでもアカウントの国を変更すれば後は同じ操作で大丈夫だと思います。国を変える方法は以下の記事が参考になります。
1、Googleアカウントの国を変える
まず、日本のアカウントのままだとアプリをインストールできないので海外のアカウントに切り替えます。ipアドレスを海外の物に変更するために「TunnelBear(無料)」などのVPNアプリを使います。
注意点として一度アカウントの国を変更すると1年間は変更できないのでサブアカウントでやった方がいいと思います。
アカウントの変更には有効なクレジットカードの登録が必要です。登録したすぐ後にカードが有効かどうか確認するために、グーグルから110円程の引き落としがありますが、すぐに返金されるので大丈夫です。
ただし、無料のVPNを使ってクレジットカードを登録するのが不安な場合は辞めて置いたほうが良いかもしれません。私はNordVPNを使いました。
まず、googleplay storeに行き、三のマークをタップして、「アカウント情報」を開きます。
「国とプロファイル」の部分に日本以外の国を追加して画面の指示に従って、新しいクレジットカードを登録します。
2、アプリをインストールする
国が変更できたら、検索窓に「celsius network」と入力してインストールします。もしくは、こちらのリンクからインストールできます。
GOOGLE PLAY
IOS
3、アカウント登録
インストールが出来たら、続いてアカウント登録です。
ここまでできたら、SMSに認証番号が届くので、認証して完了です。登録したアドレスに認証完了のメールが届いたら、celsiusウォレットにXRPを入金できます。
ウォレットにXRPを入金する
アプリの下段メニューの「EARN」をタップ、「SELECT A CURRENCY」をタップしてXRPを選択し「DEPOSIT coins」をタップして表示されるアドレスと宛先タグに送金すれば完了です。
後は配当を待つだけ
後は配当を待つだけです。毎週月曜日の配当ですが、日本時間だと火曜日になるらしいです。実はまだ入金して2日しか経ってないのでまだ配当を受け取っていませんww。
配当が来たら追記したいと思います。
追記:火曜日になったのに利息が無い!なぜ?
ウォレットに入金して初めての火曜日。利息は入ってるかな~?と半信半疑でウォレットを確認するも利息は入っておらず・・・という事でtelegramで質問してみたところ
「利息の計算は毎週木曜から計算がスタートするから来週の月曜日まで待っててね」
という事でした。私は土曜日に初めての入金をしたので来週まで待ってみる必要がありそうです。
追記2:利息の支払いが有りました。
1月14日月曜の22時半に利息が支払われた事を知らせるメールが届きました。アプリを確認するときちんと残高が増えていました。
とりあえず200XRP預けていましたので、0.179XRPが支払われました。というわけであと800XRPを追加で入金したいと思います。
celsiusのおまけ情報:celを保有するメリットは
アプリを操作していてふと疑問に思ったのが、核となるcelの通貨を保有してアプリに預けておくメリットは何だろうと考えたのですが、どうやら将来的にcelの保有期間と保有量に応じてレンディング利率が優遇されるというシステムが実装されるそうです。
ただ現在は特にメリットは無いので、そういう機能が実装されたらcelを購入するかもしれません。
追記:cel保有インセンティブが追加されました。
cel保有額によるインセンティブ機能が追加されました。
利息の受け取りをcelで貰う設定にすると、自分のウォレット総額の10%以上のcel保持で利息が25%アップ、5~10%の保有で15%アップ、0~5%の保有で10%アップします。
貰ったcelを出金してETHなどに交換して再度入金することにより、手動での複利が可能です。
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